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障害を個性とみなすと面白い世の中に
今月から半田市の知的、発達、身体障害の大人にアートの授業をしております。

アート制作においてはそのような障害は全く関係ないと感じます。

障害とは一般社会に身を置いている人たちが障害と思っているだけで、
大人よりまだ論理的に、力強く動けない低学年や
かなり個性的なアーティストの友人達など、
様々な人達に接していると何が何に対して障害なのかわからなくなります。

私ができないことは沢山あります。
歌は武道館を満席にするぐらい歌唱力もありませんし、
伝説になるような人気ゲームキャラも考えられないし、
お笑い芸人にもなれません。
例えば、歌が上手いのが常識の世の中だったら私は障害者かもしれません。
できないことより、得意なものを伸ばし、
できないことはお互い助け合う世の中の方が
もっとお互い面白いものを見れたり、体験できる気がします。
今は色々規制があってほんと狭苦しい世の中ですが、
少しでも
自分の常識を押し付けず、
相手を受容できる寛容な世界に変わっていくお手伝いが
アートでできることを願ってます。
施設のみんなはとても優しくて、作品をご家族に作ってあげるといって沢山制作してくれました。
大人になると自分の物や必要なものを作ろうしますが、
生徒の子供達や施設の人達は常に誰かにプレゼントを考えており、優しいなぁと感心します。
