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さて、最後に私がなぜこのようなスタイルの教室になったのか、お伝えします。

カテゴリ:日々
投稿日:2021年12月16日

私は寂しいとか悲しい、甘えるといった感情を表に出せない環境で育ちました。

両親が2歳で離婚。4歳の時に父が再婚後、1ヶ月後に交通事故で死亡。

継母が引き取るわけはなく、誰が引き取るのか不安な日々を実母に引き取られるまで過ごしました。

人によって態度が豹変する大人達を目の当たりにし、幼いながら大人に対して無気力で不信感がある冷めた子供でした。姉や兄は父が亡くなってから今になっても泣いたことがありません。

唯一安心できる世界が本を読むことと何か作る事でした。幸い、面倒を見てくれた大叔母や実母は何も言わずに、私は好きなだけ好きなように作ってました。

美術と人間の心理、子供の精神状態や脳の構造、クリエイティブの発達に興味が出たのはこの環境から来ています。

無口だった私に何も感情がなかったわけではなく、
ものすごく色々なことを考えていたのに
口に出せない状況だったのです。

そういう子供達は家庭環境関係なく、
生まれ持った気質も相まって沢山いると思います。

攻撃的な子、社交的な子、マイペースな子、さまざまな子供達が


自分の気質やペースを大人のタイミングでコントロールすることがないような場

を作りたかったのです。
そのような表現の自由ができる安心した場で長く過ごすことで子供達の平穏で安定した心が育つのではないでしょうか?

私の場合は絵画造形を用いて場を作りました。

沢山の画材がある中で思いついたことを思いついた時にやるという教室は一般的ではないかもしれません。用意も場所も大変です。

保護者の方々とも話し合いながら、長い目で子供達の成長を見ていただけたことにとても感謝しております。

子供達が自然に笑ったり、泣いたり、はしゃいだり、急に真剣になったりしている姿を見るたびに幸せだなと思いました。

また素敵な場所と条件が見つかったら再開するかもです。

今後はどうしても課題がある単発ワークショップになると思いますが、なるべく自由に制作できるように考えていきますので、宜しくお願いいたします。

LINE公式アカウント今後もう少し頻度をあげてクリエイティブな情報を送りたいと思いますので、ぜひ、そのままご登録継続、ご興味ある方は新規登録お願いします。

今までありがとうございました!!感謝です!!

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