マダムとの会話
女友達が多い聞き上手のヤサメンの男性画家になったつもり👨🎨でアトリエに来た女性達を美しく愛おしく思いながら描いて書いております。
頭文字がアルファベットで26枚完成予定。
あなたの記憶の誰かにモデルと面影が似ていた時、今を忘れ記憶の旅に出るだろう。
絵画とは美しく、日常のような非日常の世界を私たちに見せてくれる。そして人生の不安や退屈さを歓喜と愛に変えるのだ。
その役割を私も進んでいく。
マダムVは
パーティーの後、僕のアトリエに寄った。
近寄ってきた猫を抱きかかえながら、
こんな絵の具だらけのお家にいるより私の家に来なさいよ。
うんと可愛がってあげるわよ。
と本気とも嘘ともわからない口調で話す。
様子を伺うように猫はこちらをちらりと見た。
After the party, Madam V stopped by my studio.
While holding a cat that came close to her, she said “Why don’t you come to my house instead of staying in a house full of paints like this? I’ll take good care of you.” She said in a tone that was neither serious nor false.
The cat glanced at me, as if to see how I was doing.